会長挨拶

大和市剣道連盟会長

戸塚義孝

 

 暦の上では黄鶯見睆(こうおうけんかんす)の候となるそうです。うぐいすが鳴きはじめるころといわれていますが、大雪がふって、まだまだ春は遠いと思われます。

 

 そして、北京オリンピックが開催されています。選手はそれぞれの覚悟で戦っておられます。「冬 雪となって だまって 道を埋め 木々を埋め 厚く 深く つもりにつもったものを 情念という」。読売新聞編集手帳から。オリンピックで活躍されている選手に例えると「選手が立つ 白い氷雪には それだけの 汗と涙と不屈の心が積もっている」ことにも重なります。剣道を学ぶということも同じことだと思います。そして、いままさに剣道で学びましょう不屈の精神を。 

大和市剣道連盟

  会長   戸塚義孝 

2022.1.28

全剣連医・科学委員会では新型コロナウイルス感染症に関する座談会を開催し、その様子を全剣連公式YouTubeチャンネルに公開しています。

趣旨を要約しました。

 

1. 現在までに発表されている試合、審判、審査などのガイドラインに則って、複合的な感染予防対策  を行うことで剣道はできる。

 

2. 複合的感染予防対策とは、①面マスク、ファイスシールドの一体で着用する。②三密を避ける。③通風、換気を促進する。④手指手洗い、消毒、施設や備品の消毒。⑤ワクチン接種

主催者:①試合者や観客の人数制限や距離をとる工夫。②消毒の徹底 ③パーティションなどの物理的遮蔽。

参加者:①面マスク、フェイスシールドの着用 ②手洗いなどの自己消毒 ③髪の防護など

 

3. PCR検査よりも抗原抗体検査を選ぶ。PCR検査は見落としがあるので、陰性証明にならないことがある。セルフテストをする。

医療承認のあるもの(エスプライン SARS-Cov-2 富士レビオ社が最適)

 

4. 各年代によって感染リスクが相違する。いずれにせよブースター接種(3回目)を行うことで抗体の定着を促進できる。

 

5. 新型コロナ 自主療養届け出システムの活用

  もし、症状が出るようなら、セルフテストを行う。

  神奈川県システム 1週間の待機+3日の自主療養を行って、症状改善したら、稽古等に参加する

 

【前編】

全剣連 情報収集システムから見える感染の現状

新型コロナウイルスはインフルエンザ程度なのか?

コロナ感染は年代別に考えると理解しやすい

ワクチンの副反応が怖い

ブースター接種の必要性

【後編】

知らないうちに感染が広がる

PCRと抗原検査などの検査の違いを理解する

1週間以内に稽古をした相手も検査が必要

感染対策を講じないとクラスター発生の恐れあり

(高齢者介護施設、医療施設など)

全剣連新型コロナウイルス感染症報告システム

全剣連としての対応 剣道の稽古、大会、審査会など

マスクは健康に悪いのか

ワクチン接種は危険なのか

新型コロナウイルス感染症にならないことが大切!

用途にあったマスクを使用する

複合的な感染対策等で剣道はできる

 

全剣連 医・科学委員会監修

宮坂信之 委員長兼顧問医師 東京医科歯科大学 名誉教授

宮坂昌之 顧問医師 大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授

越智小枝 医師 東京慈恵医大学 臨床検査医学

野見山延 医師 湘南鎌倉総合病院 手術医療センター副センター長

 

12.25.2020~1.20.2022

報告件数 66件

発症者数 253件

重症度 軽症 中等症 238名 (94.1%)重症 0名

 

新型コロナ感染症について剣道は全日本剣道ガイドラインで対処できている。

 

会員の皆様ぜひ参考にしてください。ご自愛専一