会長挨拶

大和市剣道連盟会長

戸塚義孝

 

 処暑(しょしょ)になりました。厳しい暑さの峠を越した頃です。朝夕には涼しい風が吹き、心地よい虫の声が聞こえてきます。暑さが和らぎ、穀物が実り始めますが、同時に台風の季節の到来でもあります。しかしながら、今年の夏は特別な酷暑でしたが、会員の皆様お変わりはありませんか。

 

 さて、新型コロナ感染も相変わらず猛威を振るっています。8月22日付のWHO(世界保健機関)において、パンデミック(世界的な大流行)となった新型コロナ感染症は2年以内の収束することを期待しているとの見解が示されましたが、相当な長丁場になることは明白であり、今後も広まる可能性も大きく、予断を許さない状況であることは間違いありません。

 

 大和市も会員の安全と健康を第一優先して、8月までの剣道行事を中止にしてきました。各支部においては、少しずつですが活動も再開し始めましたが、今まで通りの活動ができているわけではありません。

今後の予定についても11月には外部団体を招待しての大和市大会は中止。その他の行事についても状況を鑑みながら検討していきます。

 

 全日本剣道連盟は『6 月 10 日付で「対人稽古自粛のお願い」を解除しましたが、審査会については、剣道人の皆様の日ごろの修錬を奨励する趣旨から、計画通り実施することとしています。』と明言しました。これを受けて県内の昇段審査会は今のところ実施の予定です。

したがって、市内の級審査会もこれに倣って実施します。ただし、初段受審の可能性がある中学生以上の級審査実施を最優先としますが、剣道普及の趣旨や個人の向上を期待し、評価する機会はつくる意味でも、小学生以下の級審査実施も予定しています。【但し、新型コロナウイルス感染防止対策、会場の入場制限等を踏まえた運営方法などを考え、実施の可否も含めて総合的に判断はしていきます。】

 

 級審査会に参加する不安やとくに保護者の皆さんはお子さんの健康を危惧される方が多いと思います。また、小学校中学、高校等は学校における各種行事や部活動への参加の仕方のガイドライン、進路の指導などがありますので、受審するかどうかは、個人の判断であり、各支部で指導者とよく相談をして判断をしてください。

 

 近隣の剣道連盟でも同じような対応をしています。海老名市剣道連盟 9月6日予定。厚木剣道連盟 9月20日(日)予定。座間市剣道連盟 9月6日(日) 中学生以上の受審希望者のみで実施予定。相模原市剣道連盟 9月13日(日)予定。藤沢市剣道連盟 9月6日 午前1級審査会 午後2級以下審査会 27日2級以下審査会 実施予定。

 

 終わりに

 そろそろ空を見上げると、群れるトンボが元気よく飛んでいるのが目に入るようになるはずです。トンボは素早く飛び回り害虫を捕らえ、また前にしか進まず退かないところから「不退転(退くに転ぜず、決して退却をしない)」の精神を表すものとして、「勝ち虫」と呼ばれ、縁起物として武士に喜ばれました。 戦国時代には兜や鎧、刀の鍔(つば)などの武具、陣羽織や印籠の装飾に用いられたそうです。現在も剣道具の竹刀袋や防具袋、財布、巾着などの装飾にも使われています。「ウィズコロナ」などと聞きなれない言葉も発言されていますが、私たちもこの先が見えない状況を知恵と行動で乗り切っていかないとならず、まさにトンボのごとく「不退転」の精神で進んでいくしかないと思います。どうか、これまで以上に安全と健康には十分留意して、お過ごしください。合掌

 

8月23日

 

大和市剣道連盟 会長 戸塚義孝